2014年度日本アメリカ文学会東京支部活動状況

4月例会
日時:2014年4月12日(土)午後2時より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室

■ 特別講演

アメリカと世界――政治外交史における「例外論」の終わり?
古矢旬(北海商科大学)
司会:下河辺美知子(成蹊大学)

*特別講演終了後、支部総会を開催。

5月例会
日時:2014年5月17日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室

■ 研究発表

反転する自然主義――19世紀大衆小説とSister Carrie
山口ヨシ子(神奈川大学)
司会:福田敬子(青山学院大学)

■ 分科会

近代散文:白と黒
――Adventures of Huckleberry Finnにおける人種・階級の境界線
生駒久美(大東文化大学)

現代散文:未だ出口なきサイコ
――ブレット・イーストン・エリス『アメリカン・サイコ』再読
青木耕平(一橋大学・院)

詩:Robert Frostと男らしさのゆらぎ
――Mountain Intervalに描かれた少年、大きな少年、大人の男
朝倉さやか(立教大学・院)

演劇・表象:ロード・ソングの文化史
――アメリカ大衆音楽が語る〈移動〉の物語
大槻直子(日本女子大学・非)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。

6月例会
日時:2014年6月28日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室

■ シンポジウム

宗教とアメリカ文学
司会・講師:佐藤光重(成城大学)
講師:渡辺信二(フェリス女学院大学)
上西哲雄(東京工業大学)
小林久美子(法政大学)

■ 分科会

近代散文:遺された家と消える家
――“The Fall of the House of Usher”再訪
髙瀬祐子(静岡大学)

現代散文:エディパの成長
――『競売ナンバー49の叫び』論
松田卓也(鶴見大学・院)

詩:“The Anthropological Turn”
――The Waste Land における黒人大衆文化
岩川倫子(東京外国語大学・非)

演劇・表象:女性達の居場所
――オニールの『楡の木陰の欲望』と『喪服の似合うエレクトラ』を中心に
井上紗央里(法政大学・非)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。

9月例会
日時:2014年9月27日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎443教室

■ 研究発表(日本ジョン・スタインベック協会共催)

“オンリー・イェスタデイ”――スタインベック、ヴェトナム戦争、ジャーナリズム
近藤健(元毎日新聞サイゴン特派員、ワシントン支局長、論説委員、元国際基督教大学教授)
司会:鈴江璋子(実践女子大学名誉教授)

■ 分科会

近代散文:ニューヨーク奴隷反乱事件(1741)に関する考察
白川恵子(同志社大学)

現代散文:結婚の経済学
――F. Scott FitzgeraldのThe Beautiful and Damnedを読む
坂根隆広(立教大学)

詩:ティモシー・ドワイト『カナン征服』に見る主体の解離
小泉由美子(慶應義塾大学・院)

演劇・表象:海/資本/都市
――アラン・セクーラの写真・批評実践
田尻歩(一橋大学・院)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。

11月例会
日時:2014年11月15日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟1階AB会議室

■ 研究発表

Elvis Hitlerを聴きながら
――アメリカのドイツ、ドイツのアメリカ
波戸岡景太(明治大学)
司会:麻生享志(早稲田大学)

■ 分科会

近代散文:衣替えのテリトリー
――『トム・ソーヤーの外国旅行』における地政学
細野香里(慶應義塾大学・院)

現代散文:F. Scott FitzgeraldのTender Is the Nightにおける
ディック・ダイヴァーの「破滅」と親密性の問題
浅羽麗(東京大学・院)

詩:ピューリタニズムにおける言葉の「身体性」
――エドワード・テイラー著『瞑想詩』第2部19番を中心に
皆川祐太(上智大学・院)

演劇・表象:ユーモアに見られる悲劇性
――The Sunshine Boysを中心に
西川育子(創価大学・院)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。

12月例会
日時:2014年12月13日(土)午後2時より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎513教室

■ シンポジウム

表象文化から捉え直すアメリカ1910年代
――文学・漫画・音楽・映画
司会・講師:中垣恒太郎(大東文化大学)
講師:柴田元幸(翻訳家・前東京大学)
講師:佐々木真理(実践女子大学)
講師:大和田俊之(慶應義塾大学)

*シンポジウム終了後、忘年会を開催。

1月例会
日時:2015年1月24日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟1階AB会議室

■ 研究発表

“A False and Unnatural Relation”
――フーリエ主義ネットワークの結婚制度批判とThe Scarlet Letter
稲垣伸一(実践女子大学)
司会:高尾直知(中央大学)

■ 分科会

近代散文:ホーソーンと人種
――“Rappaccini’s Daughter”における混淆の力学
加藤惠梨香(立教大学・院)

現代散文:沖縄とハワイの狭間を生きる日系人
――山城正雄の『帰米二世』におけるキベイのディアスポラについて考える
小坂恵理子(法政大学)

詩:「私」のトラウマ
――アドリエンヌ・リッチの“Twenty-One Love Poems”における分裂した自己と女神への自己投影
水口小百合(立教大学・院)

演劇・表象:大衆音楽から見るアジア系アメリカ運動とヴェトナム戦争
麻生享志(早稲田大学)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。

3月例会
日時:2015年3月28日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟1階AB会議室

■ 研究発表

トランセンデンタリストとアメリカン・スタディーズ再考
――エマソンのレクチャーを中心に
佐久間みかよ(和洋女子大学)
司会:斎木郁乃(東京学芸大学)

■ 分科会

近代散文:“Surly”な主体性
――ハーマン・メルヴィルのThe Confidence-Manにおけるコスモポリタニズムと脱「帝国」の可能性
笠根唯(一橋大学・院)

現代散文:「繁茂する交通機関」
――“The Bear”における文化的転回
山根亮一(慶應義塾大学・非)

詩:「関東ポエトリ・セミナー」と詩誌『ポエトリ関東』
西原克政(関東学院大学)
ゲスト・スピーカー:ウィリアム・I・エリオット(詩人・翻訳家)

演劇・表象:ピューリツァー賞受賞作品から眺める現代アメリカ社会
――Lost in Yonkers(1991)からDisgraced(2013)まで
谷佐保子(早稲田大学・非)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。