2007年度日本アメリカ文学会東京支部活動状況
4月例会
2007年 4月14日(土曜日)午後2時より
慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟AB会議室
■ 特別講演
“ハードボイルド”の文献学
小鷹信光(作家・翻訳家・評論家)
司会: 巽孝之(慶應義塾大学)
※特別講演終了後、支部総会を開催。
5月例会
2007年5月26日(土曜日)午後1時30分より慶応義塾大学三田キャンパス第1校舎124番教室
■ 研究発表
リアリズムの作家が描く「歩く女性」– 世紀転換期のflaneuseと旅
松川祐子(成城大学)
司会: 石原剛(早稲田大学)
■ 分科会
近代散文:「色」と「血」の政治学–遺伝子なき「遺伝言説」とAn Imperative Duty
福井崇史(中央学院大学/非)
現代散文:ポール・オースター『シティ・オブ・グラス』における偶然性の問題
佐藤直子(青山学院大学/院)
詩:目で聞く音楽、耳で読む言葉――Louis Zukofskyのoxymoron的詩学
宮本 文(東京大学)
演劇:チェイス・カートゥーンの身体表象–Tex Averyにおけるアニメーションという媒体
石岡良治(大妻女子大学/非)
※分科会終了後、支部運営委員会を開催。
6月例会
2007年6月30日(土曜日)午後1時30分より慶応義塾大学三田キャンパス第1校舎122教室
■ シンポジウム
冷戦下の表象文化空間再考―国家・ジェンダー・イデオロギー
司会・講師/戸谷陽子(お茶の水女子大学)
講師 坂手洋二(劇作・演出家、劇団燐光群主宰)
宮本陽一郎(筑波大学)
新田啓子(立教大学)
■ 分科会
近代散文:破滅の原理–『ユリイカ』におけるポーの詩的宇宙
河野智子 (お茶の水女子大学/院)
現代散文:「消滅する媒介者」としての「父」– The Love of the Last Tycoonにおける「父」の構築
緒方けいこ (東京都立大学/院)
詩:<死>を中和す — Mark Dotyとnarrationの詩学
堀内正規 (早稲田大学)
演劇:※シンポジウムを継続して行う。
※分科会終了後、支部運営委員会を開催。
9月例会
2007年9月25日(土曜日)午後1時30分より
慶応義塾大学三田キャンパス研究室棟AB会議室
■ 研究発表
ワーキングガールから遺産相続人へ–Laura Jean Libbeyのロマンスをめぐって
山口ヨシ子(神奈川大学)
司会: 宇沢美子(慶應義塾大学)
■ 分科会
近代散文:Moby-Dickにおける父のイメージ — Ahabの狂気、あるいはQueequegの慈愛
関根全宏(立教大学/院)
現代散文:Flannery O’Connorと南部白人の有責性 –“Everything That Rises Must Converge”に見る応答
堀内香織(立教大学/院)
詩:夢から始まる会話 — John Berrymanの“Homage to Mistress Bradstreet”
山中章子(獨協大学/非)
演劇:音楽の耐震 –「作曲された即興」をめぐるケージとウォルフ
中井悠(東京大学/院)
※分科会終了後、支部運営委員会を開催。
11月例会
2007年11月17日(土曜日)午後1時30分より慶応義塾大学三田キャンパス研究室棟AB会議室
■ 研究発表
『ハックルベリー・フィンの冒険』に読む宗教と近代
— ジム、パップ、そしてホッチキス夫人を中心に
上西哲雄(東京工業大学)
司会:大串尚代(慶應義塾大学)
■ 分科会
近代散文:コンコードの<教育者> — ブロンソン・オルコットの“Conversations”から生まれる超絶主義
杉本裕代(筑波大学/院)
現代散文:“Hanging on” — Lois-Ann YamanakaのBlu’s Hangingにおけるマスキュリニティーの問題
牧野理英(日本大学)
詩:T. S. Eliotの『荒地』の音素的言語 — 感情の解放とその抑制
岩川倫子(上智大学/院)
演劇:最新作におけるシェパードの挑戦 — The God of Hell(2004年初演)を中心に
古山みゆき(共栄学園短期大学)
※分科会終了後、支部運営委員会を開催。
12月例会
2007年12月8日(土曜日)午後1時30分より
慶応義塾大学三田キャンパス研究室棟大学院校舎1階311教室
■ シンポジウム
Out of (B)order―アメリカ文学を「外」から読む
司会・講師 都甲幸治(早稲田大)
講師 越川芳明(明治大)
波戸岡景太(明治大)
和田忠彦(東京外語大)
※シンポジウム終了後、忘年会を開催
1月例会
2008年1月26日(土曜日)午後1時30分より慶応義塾大学三田キャンパス研究室棟AB会議室
■ 研究発表
The Great Gatsbyをいま読む―モダニズム、アイデンティティ、権力
三浦玲一(一橋大学)
司会: 中谷崇(横浜市立大学)
■ 分科会
近代散文:William Jamesの思想における三段階のトランスレーション
齊藤弘平(青山学院大学/院)
現代散文:母と父のはざまで — フラナリー・オコナー『賢い血』に見る親子関係の呪縛
大久保良子(防衛大学校)
詩:新 “Benito Cereno”の現代性
小林愛明(青山学院大学/院)
演劇:なし
※分科会終了後、支部運営委員会を開催。
3月例会
日時:2008年3月22日(土曜日)午後1時30分より慶応義塾大学三田キャンパス研究室棟AB会議室
■ 研究発表
「母なる神」とマイノリティ女性の文学
杉山直子(日本女子大学)
司会: 佐久間みかよ(和洋女子大学)
■ 分科会
近代散文:アメリカ国家形成と「アメリカンガール」像– 1890年代から1900年代初頭の大衆文化とHenry James
新井景子(東京大学/院)
現代散文:James Baldwinの女語り―If Beale Street Could Talkにおける性と暴力
石川千暁(立教大学/院)
詩:”the art of memor” — Li-Young Leeの詩の創出
梶原照子(明治大学)
演劇:キャンプな主体―Edward Albee の Who’s Afraid of Virginia Woolf? を読み直す
本合陽(東京女子大学)
※分科会終了後、支部運営委員会を開催。