2013年度日本アメリカ文学会東京支部活動状況
4月例会
日時:2013年4月13日(土)午後2時より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室
■ 特別講演
“Reading and Writing the Interstices: Language, Alterity, Genre”
「間」を読む、「間」を書く――言語・他者性・ジャンル
マイク・モラスキー(Michael S. Molasky, 一橋大学)
司会:阿部公彦(東京大学)
*特別講演終了後、支部総会を開催。
5月例会
日時:2013年5月18日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎4階443教室
■ 研究発表
『絨毯の下絵』とその後
本合陽(東京女子大学)
司会:山口和彦(東京学芸大学)
■ 分科会
近代散文:「自分のしたことを自分で探索する」人たち
――Charles Brockden Brown小説の動機をめぐって
折島正司(青山学院大学)
現代散文:日系アメリカ作家ヒサエ・ヤマモトの作品における
トラウマ体験の実験的語りとキリスト教的モチーフ
――“The High-Heeled Shoes, A Memoir”を中心に
牧野理英(日本大学)
詩:愛、エクスタシー、コスモポリタニズムの詩学
――ハーレム・ルネサンスの黒人女性詩人たち
佐久間由梨(専修大学)
演劇・表象:リンカーンを演じる「黒人」
――スーザン=ロリ・パークスのTopdog/Underdogにみる劇作のポリティクス
佐藤里野(お茶の水女子大学・院)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。
6月例会
日時:2013年6月29日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎522番教室
■ シンポジウム
チャールズ・オルソンって誰?『マクシマス詩篇』って何?
――大文字のHISTORYから小文字のhistory へ
司会・講師:原成吉(獨協大学)
講師:平野順雄(椙山女学園大学)
阿部公彦(東京大学)
斉藤修三(青山学院女子短期大学)
■ 分科会
近代散文:『ポイントンの蒐集品』における「テイスト」の政治学
野崎直之(テキサス大学アーリントン校・院)
現代散文:流れ弾の固め方
――『征服されざる人びと』が提出する問題
大野晋司(東京大学・院)
詩:シンポジウムの継続
チャールズ・オルソンって誰?『マクシマス詩篇』って何?
――大文字のHISTORYから小文字のhistory へ
演劇・表象:ニュー・バーレスク
――21世紀における舞台芸術としてのストリップティーズ
北村紗衣(東京大学・非)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。
9月例会
日時:2013年9月28日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室
■ 研究発表
黒い誘惑―― フォークナー、ハメット、ノワール
諏訪部浩一(東京大学)
司会:大野真(東京薬科大学)
■ 分科会
近代散文:メルヴィルのアジアン・ゴシック
――“The Piazza”に見る日本
田ノ口正悟(慶應義塾大学・院)
現代散文:信奉と狡猾な声――Ernest Hemingwayの
For Whom the Bell Tolls (1940) におけるスペイン市民戦争の新しさ
千葉洋平(筑波大学・院)
詩:羽音のおとない
――ディキンスンの “bee poems”
吉田要(首都大学東京)
演劇・表象:アンダーグラウンド・コミックスの政治学
――Air Pirates Funniesのディズニー批判
馬場聡(日本女子大学)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。
11月例会
日時:2013年11月16日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室
■ 研究発表
ツルゲーネフ『処女地』と『カサマシマ公爵夫人』
――「小説」と美・身体・歴史
海老根静江(お茶の水女子大学名誉教授)
司会:町田みどり(一橋大学)
■ 分科会
近代散文:休会
現代散文:サイケデリック・シンパシー
――ジュンパ・ラヒリの“Hema and Kaushik”における感傷とロックンロール
志賀俊介(慶應義塾大学・院)
詩:やせたちいさなインディアンの舵手
――『草の葉』におけるアメリカ先住民像
関根路代(東京都市大学・非)
演劇・表象:国立劇場研究の現在
――米国とジャマイカのケーススタディ
松田智穂子(一橋大学・非)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。
12月例会
日時:2013年12月7日(土)午後2時より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室
■ シンポジウム
奴隷解放宣言150年
――現代アメリカ作家が描く奴隷解放
司会・講師:後藤和彦(立教大学)
講師:荒このみ(東京外国語大学名誉教授)
講師:山辺省太(関東学院大学)
講師:有光道生(慶應義塾大学)
*シンポジウム終了後、恒例の忘年会を開催。
1月例会
日時:2014年1月25日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎6階463番教室
■ 研究発表
グロテスクなアート
――Ron Atheyと苦痛のパフォーマンス
外岡尚美(青山学院大学)
司会:小澤英実(東京学芸大学)
■ 分科会
近代散文:語り手とバートルビーの相互侵犯
――“Bartleby, the Scrivener”における“life”
大武佑(成蹊大学・院)
現代散文:The Great Gatsbyにおける表象される都市空間
――遊歩者ニックの眼差しと空間への感情について
渡邉俊(早稲田大学・院)
詩:堕落としての隠喩
――ウォレス・スティーヴンズのメタファーについて
笠原一郎(東京理科大学・非)
演劇・表象:19世紀転換期アメリカのLittle Egypt表象と検閲について
宗形賢二(日本大学)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。
3月例会
日時:2014年3月22日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室
■ 研究発表
占領期日本におけるアメリカ文学
――雑誌メディアと翻訳を中心に
井上健(日本大学)
司会:上西哲雄(東京工業大学)
■ 分科会
近代散文:作られた他者
――William Gilmore SimmsのGuy Rivers: A Tale of Georgiaにおける「犯罪者」
石山愛梨(青山学院大学・院)
現代散文:ラルフ・エリスンの『見えない人間』再読
横溝仁(中央大学・院)
詩:“You write a strange speech”
――Louis Zukofskyの“A”を分かちもとうとする一試み
来馬哲平(早稲田大学・院)
演劇・表象:空と大地の詩学
――オニールの『奇妙な幕間狂言』
大森裕二(拓殖大学)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。