2015年度日本アメリカ文学会東京支部活動状況

4月例会
日時:2015年4月11日(土)午後2時より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室

■ 特別講演

小説と映画―ビアスの「アウル・クリーク橋」
講師: 佐々木徹(京都大学)
司会:後藤和彦(立教大学)
*特別講演終了後、支部総会を開催。

5月例会
日時:2015年5月30日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室

■ 研究発表

Louisa May Alcottと小説の技法
講師:田辺千景(学習院大学)
司会:野口啓子(津田塾大学)

■ 分科会

近代散文:娯楽の効用―ソローの『ウォールデン』における視覚について
相木裕史(ニューヨーク州立大学バッファロー校・院)

現代散文:Chang-rae LeeのA Gesture Lifeにおける自己・記憶・ナラティヴ
寺澤由紀子(東京都市大学)

詩:“this sheath of pallid air”―Hart CraneのThe Bridgeにおける不埒な隔離
来馬哲平(駒澤大学・非)

演劇・表象:The Red Letter Playsにおける骨の歌・歴史・発掘
―Suzan-Lori Parksの「反復と改訂」の演劇的美学
佐藤里野(お茶の水女子大学)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。

6月例会
日時:2015年6月27日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟 北館ホール

■ シンポジウム(国際メルヴィル会議と共催)

第 10回国際メルヴィル会議基調講演 (13:30-14:30)
Karen Tei Yamashita (UC Santa Cruz) “Call Me Ishimaru”

シンポジウム (14:30-15:45)
Moderator: Takayuki Tatsumi (Keio University)
Commentators: Ryuta Imafuku (Tokyo University of Foreign Studies)
Keijiro Suga (Meiji University)
Rie Makino (Nihon University)

■ 分科会

近代散文:A Textual Space in the Maritime Narrative The Narrative of Arthur Gordon Pym and the Nineteenth-Century Publishing Industry in America
Rumi Takahashi (SUNY Albany (Graduate School))

現代散文:ハリウッドのカーニバル化 The Day of the Locustにおける大衆表象
白木三慶(一橋大学・院)

詩:「旅への誘い」と「旅への疑問」 エリザベス・ビショップとシャルル・ボードレール
鷲尾郁 (明治大学・非)

演劇・表象:Say It Loud: I’m Black and I’m ProudからGlory
アメリカにおける人種問題の変容とアフリカ系アメリカ人の主体認識
山本貴之(大東文化大学)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。

9月例会
日時:2015年9月26日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎4階447番教室

■ 研究発表

Black Like Who?
アメリカ映画と人種変身物語
講師:金澤智(高崎商科大学)
司会:新田啓子(立教大学)

■ 分科会

近代散文:Ode to Daisy Miller: A Study on Henry James’s Horace
Mauro LO DICO (Reitaku University)

現代散文:Toni MorrisonのBelovedにおける男性性
円環のモチーフと脱家父長制の可能性
名和玲(上智大学・院)

詩:Robert Frost on the Boundary
歩みの先に見る景色
狭間敏行(創価大学・非)

演劇・表象:破滅は回転する
遊園地の文化史と『夜はやさし』
浅川友幸(東洋大学・非)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。

11月例会
日時:2015年11月14日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室

■ 研究発表

ホーソーンと「ロマンス」の終焉
講師:成田雅彦(専修大学)
司会:藤村希(亜細亜大学)

■ 分科会

近代散文:What Makes a Man Significant?
William James と世紀転換期のジェンダー化された心理学/哲学
齊藤弘平(青山学院大学)

現代散文:褐色の日系人
Perry Miyake, 21st Century Manzanar (2001) と
Karen Tei Yamashita, I Hotel (2010) を読む
加藤有佳織(慶應義塾大学・非)

詩:Emily Dickinsonの冬の両義性
霜による死と霜に咲く花
岡本さだこ(青山学院大学・非)

演劇・表象:Long Day’s Journey Into Nightにおける演出の可能性
大野久美(創価大学)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。

12月例会
日時:2015年12月12日(土)午後2時より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎443教室

■ シンポジウム

ロック詩人
歌詞を詩として読むこころみ

講師:小沼純一(早稲田大学)
講師:飯野友幸(上智大学)
講師:遠藤朋之(和光大学)
講師兼司会:堀内正規(早稲田大学)

*シンポジウム終了後、忘年会を開催。

1月例会
日時:2016年1月30日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室

■ 研究発表

スティーヴン・クレインのニッチ(niche)的研究
目より耳、男より女
講師:久我俊二(慶應義塾大学)
司会:中谷崇(横浜市立大学)

■ 分科会

近代散文:“friendless wanderers”
Redburnにおける船乗りのまなざし
崔恵理(早稲田大学・院)

現代散文:Cynthia Ozickの “A Mercenary” におけるホロコーストの物語化
秋田万里子(東洋大学・非)

詩:少年詩人の誕生
Philip Lamantiaの初期詩篇を読む
山内功一郎(静岡大学)

演劇・表象:複数の世界の交差/並行
ロバート・アルトマンの映画『ギャンブラー』(1971)における
〈サウンド・ブリッジ〉と語り
山本祐輝(立教大学・院)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。

3月例会
日時:2016年3月26日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A・B会議室

■ 研究発表

ヘミングウェイの死後出版作品
自伝×草稿×生前出版作品との分岐点
講師:フェアバンクス香織(文京学院大学)
司会:長谷川裕一(関東学院大学)

■ 分科会

近代散文:『まぬけのウィルソン』と『かの異形の双生児』の連続性と整合性について
田村亮(早稲田大学・非)

現代散文:異質なものの可能性
Jews Without Moneyにおける歓待の兆し
山﨑亮介(一橋大学・院)

詩:Gary Snyderの最新詩集This Present Moment(2015)から
“Stories in the Night”を読む
原成吉(独協大学)

演劇・表象:“My Fair Lady”から『マイ・フェア・レディ』へ
菊田一夫の「夢」とブロードウェイ・ミュージカルの「日本化」
武田寿恵(明治大学・院)

*分科会終了後、支部運営委員会を開催。