2018年度日本アメリカ文学会東京支部活動状況
※ 各月例会のタイトルをクリックすることで、それぞれの講演や研究発表の要旨をご覧いただけます (2018年度より)
過去年度の活動報告
4月例会
日時:2018年4月14日(土)午後2時より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎4階 445教室
■ 特別講演
“It’s all one case.” —Ross Macdonaldをめぐって
講師:若島正(京都大学名誉教授)
司会:諏訪部浩一(東京大学)
*特別講演終了後、支部総会を開催。
5月例会
日時:2018年5月26日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎4階 443教室
■ 研究発表
エマソンの善意と弱点
エッセイ“Compensation”を読む
講師:堀内正規(早稲田大学)
司会:折島正司(青山学院大学名誉教授)
■ 分科会
近代散文:死を見ること
Poeの“The Facts in the Case of M. Valdemar”におけるゴシック美学の変容
福島祥一郎(東京電機大学)
現代散文:ダンス・ウィズ・ペイン
Save Me the Waltzにおける自己像の語りなおし
羽場百合愛(津田塾大学・院)
詩:E. A. PoeとPaul Simonの “Silence”
Thomas Hoodの詩を手がかりとして
宇佐教子(首都大学東京・非)
演劇・表象:育児とメロドラマ
『クレイマー、クレイマー』における感情と新自由主義
関口洋平(明治学院大学・非)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。
6月例会
日時:2018年6月30日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎 513 教室
■ シンポジウム
ハーレム・ルネサンス再訪
司会・講師:竹谷悦子(筑波大学)
講師:三石庸子(東洋大学)
講師:佐久間由梨(専修大学)
講師:千代田夏夫(鹿児島大学)
■ 分科会
近代散文:「世間」の中で生きること
The Portrait of a Lady における資本主義的価値体系のレッスン
斎藤寿葉(早稲田大学・院)
現代散文:Faulknerの Sanctuary 改稿における冒頭部の再配置
岡田大樹(専修大学・非)
詩:G. Snyderと大地の時間
Mountains and Rivers Without End におけるnon-humanのまなざし
戸張雅登(日本工業大学・非)
演劇・表象:ディズニー・ミュージカルの日本受容
劇団四季の理想とスターシステム
武田寿恵(神奈川工科大学・非)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。
9月例会
日時:2018年9月22日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎 445 教室
■ 研究発表
戦後日本にとって「黒人文学」とは一体何だったのか?
『黒人文学全集』(1961-63)の編纂を中心に
講師:有光道生(慶應義塾大学)
司会:杉山直子(日本女子大学)
■ 分科会
近代散文:地理的想像力と南北和解
連作短篇集としてのチャールズ・チェスナットThe Conjure Woman
遠藤郁子(法政大学)
現代散文:ジャック・ロンドンの短編「ムーンフェイス」を読む
世紀転換期における「月」の言説をめぐって
五井結基(白百合女子大学・院)
詩:「安全地帯」から−−−−Sylvia PlathのArielにおける身体・音・視線
田中美和(東京電機大学・非)
演劇・表象:知性のパラダイムをめぐって
19世紀後半のアメリカで起きていたこと
中川智視(明治大学・非)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。
11月例会
日時:2018年11月17日(土)午後1時半より
場所:慶應義塾大学三田キャンパスA・B会議室
■ 研究発表
フィリップ・ロスの文学遺産
その変遷と継承者たち
坂野明子(専修大学)
司会:伊達雅彦(尚美学園大学)
■ 分科会
近代散文:Elizabeth Peabodyの超絶主義と東洋思想
“A Vision” (1843)を中心に
内堀奈保子(日本大学)
現代散文:Absalom, Absalom! における
ScottishとしてのThomas Sutpen
木下裕太(武蔵野美術大学・非)
詩:アマストから離れて
ボストン下宿期のエミリ・ディキンスンの「仕事」
金澤淳子(早稲田大学・非)
演劇・表象:オニールの都市表象
大森裕二(拓殖大学)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。
12月例会
日時:2018年12月8日(土)午後2時より
場所:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎 513 教室
■ シンポジウム
環境をアダプトする:エコクリティシズムと視覚芸術
司会・講師:波戸岡景太(明治大学)
講師:野田研一(立教大学名誉教授)
講師:齊藤弘平(青山学院大学)
講師:日高優(立教大学)
*シンポジウム終了後、忘年会を開催。
1月例会
日時:2019年1月26日(土)午後1時30分より
場所:慶應義塾大学三田キャンパスA・B会議室
■ 研究発表
Whitmanと宮沢賢治
比較詩学の試み
富山英俊(明治学院大学)
司会:堀内正規(早稲田大学)
■ 分科会
近代散文:Ahabの反逆をめぐるParadise LostからMoby-Dickへの影響
奈良裕美子(公立諏訪東京理科大学)
現代散文:ドナルド・バーセルミ作品における図像の使用
足立伊織(東京大学・院)
詩:アドリエンヌ・リッチ作品における対話の手法とその目的
1970年代作品を中心に
水口小百合(駒澤大学・非)
演劇・表象:声なき声を回復する
ジョージ・ワシントンの161歳の元乳母ジョイス・ヘス
細野香里(明治大学・非)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。
3月例会
日時:2019年3月23日(土)午後1時30分より
場所:慶應義塾大学三田キャンパスA・B会議室
■ 研究発表
ジェイムズ・フェニモア・クーパーのアメリカの語り方
Littlepage三部作を中心に
講師:若林麻希子(青山学院大学)
司会:野口啓子(津田塾大学)
■ 分科会
近代散文:女性にとってのアメリカン・ルネサンス
Caroline Wells Healey Dall, Transcendentalism in New Englandを中心に
伊藤淑子(大正大学)
現代散文:農家女性たちの声
Now in Novemberが提起する問題
山﨑亮介(一橋大学・院)
詩:Robert Frost’s Scared Mind
ダークネスが包含するもの
狭間敏行(創価大学・非)
演劇・表象:光の政治学
リチャード・フライシャー『マンディンゴ』における色調と身体
早川由真(立教大学・院)
*分科会終了後、支部運営委員会を開催。